今日学校で Margaret Malewski という女性起業家にお会いする機会がありました。彼女は、GenXPat という書籍(2005 年 春発売予定)の筆者で、バンクーバーでコンサルティングの会社を経営している、若干 28 才の実業家です。
彼女が書籍の中で書いている 「GenXPat」 は “Generation Expatriate” の略。Expatriate とは、「国外在住の人」という意味で、主に、20 代後半から 30 代前半の世代を指すことが多く、自国を離れ海外の様々な国々でプロフェショナルキャリアを積む人たちのことを表しています。カナダ、モントリオール出身の彼女自信も、これまで、ポーランド、フランス、イングランド、イスラエルなど 10 ヶ国を渡り歩きキャリアを積んできました。GenXPat として活躍する個人へのコンサルティングや啓蒙活動だけではなく、GenXPat を戦力につなげるための企業へのコンサルティングやアドバイスなどを行っています。
GenXPat は、自分の育った国を離れ、異質なものに対してオープンで、自分のやりたいことをやっている行動力のある人たちというポジティブなイメージがある一方、実は、一つの場所に長く根ざすことがないので、心を開いた友人やコミュニティがないという面も持っています。
ジェネレーションエックス (Generation X) はベビーブーマーや団塊の世代の子供たちの世代を指す言葉で、元々、80 年代に景気回復に苦しんでいたアメリカが日本の経営手法を取り入れようとした際に見つけたマーケティング用語ですが、GenXPat はマーケティング用語というだけでなく、ヒューマンリソース、人事という点でも使われている用語です。
Monthly Archive for August, 2004
直感では理解できないこと
Posted in Misc on Aug 19th, 2004
直感では理解できないことほど、理解するのに苦しむということを身をもって体験しました。今日はそんな例をひとつ。
ある野球チームに 2 人の選手がいます。一人は今年入ったばかりのルーキー。もう一人は野球生活ん十年というベテラン。二人とも同じポジションを守っていて、身体能力、守備能力、走塁能力などまったく互角。唯一違うのがバッティング(打率)です。
打席 打数 打率
ベテラン 8768 2116 .241
ルーキー 983 294 .299
とルーキーの方がややリード。ここまでなら、当然スターティングメンバーにはルーキーを起用します。念のため、右、左投げ投手別の打率を出してみると、
対右投げ投手
打席 打数 打率
ベテラン 8590 […]
Blank メディア
Posted in Vancouver on Aug 18th, 2004
カナダでブランク CD を買うときは要注意。Levy なるものを徴収されます。Levy とは 「寄付金」とか「徴収金」とかという意味。税金とほとんど同じことですが、税金は政府に払われるのに対し、Levy は政府以外の特定の団体に支払われるもの。ブランク CD の場合は CPCC (Canadian Private Copying Collective) という 非営利団体によって徴収されています。ブランク CD そのものにかかるものですが、ブランク CD を作っている製造業者が払うのではなく、お店で買う消費者が払う仕組みになっています。
なぜ、この徴収金を支払わなければならないかというと、カナダの場合、個人での使用に限り、音楽のコピーが認められています。友達から CD を借りて、自分の個人的な使用を前提としていれば、MP3 にしたり、CD に丸ごとコピーすることが合法的にできます。ところが、ブランク CD へ音楽 CD をコピー(MP3 やWMP) すると、コピーライトの収入が減ってしまうので、ブランク CD を購入する人から Levy 徴収して、作詞、作曲家、レコード会社などへ支払いう仕組みになっています。
「ブランクメディア を買う人は音楽をコピーするのが目的」という仮定の下に成り立っているので、音楽をコピーできるメディアにはこの徴収金がもれなくかけられていています。ブランク CD はもちろん、カセットテープ(40 分以上)、MD にも課せられています。最近になって、ハードディスクやフラッシュメモリーを内蔵した MP3 プレーヤーなどにもこの徴収金が課せられるようになり、最高 $25 ドルの徴収金を払わなければなりません。iPod なんか買おうもんなら、14.5% という高い消費税にプラス、$25 ドルの Levy を払わなくてはなりません。$559 が $665 ドルに跳ね上がる計算。
今日どうしてもデータをバックアップするためにブランク CD を買いに行ってレジでお金を払ったらびっくり。思わず、値段を間違えたんじゃないかと思って聞き直してしまいました。CD-R/CD-RW の場合は、メディアの値段にかかわらず、一枚につき 21(約、20 […]
2010 バンクーバー冬季オリンピック
Posted in Vancouver on Aug 13th, 2004
2010 年は、冬季オリンピックがバンクーバー・ウィスラーで開催される年。今から街を挙げての準備が始まっています。それに伴ってかどうかはわかりませんが、バンクーバーは空前の不動産ブーム。昨今の株式市場の低迷もお手伝いして、一時期の日本を思わせるほどの高騰ぶり。場所によってはこの 3, 4 年で 5 倍になったところもあります。新築のコンドミニアムは投機目的の人、住居目的の人などもあわせ、発売前夜にはテントをはっての徹夜組まででるほどの人気ぶり。広告宣伝費をかけなくても建物が建つ前から完売という盛況ぶりで、不動産業者にとっては笑いが止まらない状態。
というのはさておき、昨日木曜日はバンクーバー冬季オリンピック開催まで 2010 日という記念すべき(?)日。2010 年にちなんで ウィスラーに 2010 の招待客を集めてレセプションを行うなどイベントがあちこちで開かれてました。
アテネは夏季オリンピックなのに、視察旅行と称して 30 人で 3 千 2 百万円をかけた豪勢な旅行が問題になっています。どうせなら、2010ドル (約 17 万円) でアテネの視察旅行にチャレンジってのも話題作りになってよかったかも。
友人関係を象徴する表現に「桃とココナッツ」(Peach and Coconut) というのがあるそうです。今日初めて聞きました。
欧米文化の友人関係は、表面的には easy-going ですぐに仲良くなっているように見えても、本質的な部分や核心に迫る部分はなかなか見せない、という意味で、「桃」を使って象徴してます。一方アジア圏では友達になったり、仲良くなったりするハードルは高いけど、一度殻を破って中に入ってしまうと、非常に信頼され腹を割ったつきあいができることを「ココナッツ」にたとえて表現しているんだそうです。
なかなかおもしろい表現にしばし関心。偏見をもって友達を捜すというのはよくないのですが、アジア圏の感覚で欧米の友達とつきあう時には、「あんなに心を開いてくれていると思っていたのに・・・」とか、逆に、欧米の感覚で友達を捜していると「何であんなにかたくなに拒むんだろう」なんて思うこともしばしば。どちらも長い目で見ることが大切ですね。