Video Google で見つけた Jeep の CF。男たちの視線を釘付けにするこの CF、「こんな軽装でも悪路を楽しんで走れるほど高性能で楽しい車」というアピール。マーケティング的には多少のリスクはありますが、確実に Jeep Wrangler のターゲットセグメントをヒットしているのではないでしょうか。

でも、実はこれは DaimlerChrysler が作ったビデオではなく、メーカーとは全く関係ない一般市民が作ったものなんだそうです。このように撮影や編集のクオリティが高く、メーカーや広告代理店などではない一個人が制作した企業広告、製品広告を Citizen Marketing、とか Citizen Branding と呼ぶんだそうです。YouTube や Google Video などにより、インターネットを使った映像の配信が身近になってきたことで企業ではなく、使っている(見ている)ユーザーがブランディングを決めていくという面白い現象。

そのほかにも最近 YouTube.com のランキングで上位に入った、失恋したボーイフレンドとの別れ話しを語った Breakup。その中で Logitech の Webcam についてくる Quickcam Orbit MP というソフトウェアをつかって、自分の顔の上にガスマスクをかぶせたり、サングラスをかけさせたりと悲しい失恋話を結構笑えるものにしてくれています。この 30 万回以上見られたビデオ、結果マーケティング的には プロダクトプレースメントになっていて、Logitech の製品のデモンストレーションになっています。Logitech には非常にラッキーなビデオになっています。

もちろん Citizen Marketing がいつも成功するとは限らない訳で、あまり好ましくないものも当然でてきてしまいます。『これはいいけど、これはだめ』という差別(区別)ができない上、TiVo などの DVR の登場で TVCF のインプレッションが激減する中、成功した場合のマーケティングインパクトは無視できないほど効果的なので、企業側としては悩ましいところなんではないでしょうか?

企業のマーケティングストラテジーと全く関係のないところでブランディングが勝手に進行していく訳ですから、マーケッターにとってはたまったものではないでしょう。そこで、これを逆手に取って Chevy がコンテストを開きました。NBC で放映中の Donald Trump の The Apprentice とタイアップして、Chevy Apprentice というChevy Tahoe をフィーチャーした TVCF を募集しています。作品の選考に企業の思惑が入ってしまった時点で Citizen Marketing とは呼べないんですが、勝手なものを作られるよりは多少のコントロールがある方が当然いいわけで、果たして効果のほどはいかがなものなんでしょうか?

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会話に参加しませんか 2件のコメント

  1. […]  Citizen Marketing の一環かとおもいきや、正真正銘本家からの商品広告、フィリップスの Bodygroom という製品のマイクロサイト、Shave Everywhere。Flash Video を使ってきれいに仕上がっているサイトです。コンテンツもなかなかです。その名の通り、ヒゲだけでなく、胸毛、肩の毛、背中の毛など、全身隈無くこれ一つで剃れますというのが差別化のポイント。非常に高機能(?)なのでタ○の裏毛やケ○毛まで剃れるという商品。 […]

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  2. […] Citizen Marketing & Citizen Branding で紹介した JEEP の Google Video を思い出させる作品。上記の作品は本家本元 […]

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