brightcove Jeremy Allaire の会社 Brightcove が待ちに待ったパブリックサービスイン。ラスベガスで開催されている NAB2006 (National Association of Broadcasters Conference) の基調講演で Jeremy Allaire 本人の口から発表されました。

CNN Business 2.0 で The Next Net 25 にも選ばれ、YouTube と並び、ベンチャーキャピタルだけでなく、ビデオコンテンツプロバイダーの間でも注目を集めているスタートアップ。Brightcove がこれまで公にサービスを公開していないことや、Jeremy Allaire が始めた会社ということもあり、やや期待感が先行している感じもします。

Brightcove Launches Broadband Internet TV Service
Brightcove: welcome Net video newbies
Brightcove Opens Up (BusinessWeek Blogspotting)


Brightcove は マサチューセッツ州ボストンに本社を構える、バックエンドに Adobe Flex を使ったビデオの配信プラットフォーム。発足当時のプロジェクトコードネームは“vBay” ということからも意気込みが伝わってきますが、コンテンツ制作者とビューアーをつなげる配信インフラ、広告モデルと Pay Per View を備えたビデオマーケットプレースという壮大な構想。Jeremy 曰く、オンラインでビデオを公開するのに必要なすべてのものを提供する会社になる、とのこと。

YouTube と Brightcove、Flash を使ったビデオ配信プラットフォームとしては同じビジネスを営んでいるように見えますが、戦略的には違いが垣間見えます。

YouTube は、ビデオを他のユーザーとシェアする場所を提供するというところからスタート。これまでのところ、高いコンシューマーブランドを築き上げています。肝心の収入の方は、メディアとしての高いトラフィックを武器に、プレミアムコンテンツの配信課金モデル。MTV や NBC などのテレビ番組のプレビュー版や映画のトレイラーなどを掲載しています。まず、コンシューマーブランドを確立してその後広告で、という戦略。

一方の Brightcove は大手のコンテンツホルダーとまず契約。Brightcove ブランドでコンテンツ配信するのではなく、コンテンツホルダーのブランドで配信するという OEM/ASP 的な役割。ビッグネームと契約することで信頼性とレベニューを確保。更に、プロフィットシェアを売り物に、積極的にシンジケーション先も開拓中。Blog や Web サイトへのアフィリエイトだけでなく、AOL や MySpace などとシンジケーション契約をしてビューアーカバレッジを広げる戦略も同時展開。これまでの Brightcove の動きを見ても明らかにメジャープレーヤーとの契約を積極的に展開してるのが分かります。

2004 年 12 月にスタートしてからのメジャーなディール

当面は Flash Player を使ったブラウザベースのビデオ配信だけですが、夏ぐらいには、TiVo、Windows Media Center などの 非 ブラウザプラットフォームに向けても配信開始予定。再生するハードやソフトを問わず配信するインフラを目指すんだそうです。Brightcove の行く手もそんなに甘くはなさそうです。コンシューマーブランドとしては YouTube に一日の長があるし、Google、Yahoo、Amazon を筆頭にまだまた参入企業が後を絶ちそうにありません。

Yahoo! Go Meedio を買収して DVR、Windows Media Center に対抗。
Amazon Media Gateway Program アナログ映像コンテンツをデジタイズして DVD で販売するサービス。

その他にも最近 $12.5 million (約 14 億円)のファンディングを Walt Disney の元 Chairman 兼 CEO Michael Eisner から確保した Veoh(ヴィオと発音するみたいです)。ちなみにここも Flash を使って映像配信。Veoh Peer-to-Peer Network というのを開発中。VLC ベースのデスクトップアプリ & P2P で映像配信する試み。LightningcastReveerRoo Group Inc などまだまだあります。

テレビはいすに寄りかかって、コンピュータのスクリーンは前のめりに見る消費者の行動をもっと慎重に考える必要がある、と誰かえらい人が言ってたのを読んだ記憶があります。確かにインターネットで映像を見ているとちょっと疲れが増幅されるような気がします。消費者のアテンションはテレビほどは長時間続かないのかもしれないことを考えると、テレビよりも熾烈な競争が繰り広げられそうな感じです。

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