ドメイン名上位50のリスト
Washington Post が公開した Top Web Domains。ユーニークビジター数で上位50位をランキング。Year-on-Year で今年と昨年の2月のデータを掲載しています。トラフィックではなく、ユニークビジターのカウントでランキングを算出しているのが特徴的です。本命の Yahoo がトップ、Google が2位に付けていますが、伸び率では Google が Yahoo を勝っています。この伸び率を保っていけば、2008 年 2 月には Google が Yahoo を抜きそうです。また、上位 10 ドメインで全体の 50 %以上のユニークユーザを獲得しているという非常に歪んだ分布というのも面白い結果です。
このランキングを伸び率(%)で並べ替えると勢いのあるサイトがどこか分かります。上位4ドメインは、
- Blogger.com (+582%)
- MySpace.com (+318%)
- Wikipedia.org (+275%)
- CitySearch.com (+185%)
と、驚異的な三桁の成長率。その他にも、業績好調な Apple.comなどが上位にランクイン。MSN、Hotmail、Yahoo などは辛うじてユニークユーザーを増やしている感じ。
政府公共機関、株式未公開企業などを取り除き、ドメインではなく企業ごとのユニークユーザー数を出すと、
- Microsoft.com
- Yahoo
- AOL/Time Warner
- EBay
の順になり、ドメインのポートフォリを持っている会社が強みを発揮していることが分かります。更に、これに業績、売り上げ、純利益、株価(2月)などを加えてみると面白い結果が。
1ユニークユーザー当りの売り上げトップ 3 は、
- Wal Mart
- Verizon Communication
- DELL
逆に、1ユニークユーザー当りの売り上げワースト 3 は、
- Real Networks
- United Online
- Overstock.com
1ユニークユーザー当りの売り上げ、純利益を出してみると、オンラインへの依存度が低いビジネスが高い値を出していて、オンラインビジネスに依存度の高い企業の方が低くなっています。これは、オフラインでビジネスが完結できる、もしくはカスタマーサポートなどの用途に使われているケースと言えるのではないかと思います。逆にオンラインでのビジネス(いわゆるドットコム系など)では売り上げを補完するものがオフラインで少ないために、低い値になっているのではないかと考えられます。
オリジナルのデータを加工したエクセルファイルはこちら (topdomains.xls)。