フィンランド政府の外郭団体でビジネスとテクノロジーのコンソーシアム、Finnode が主催する次世代のモバイルビジネスプランコンテスト、Web-2-Mobile が1月末に開催され、ファイナリストと優勝者の発表が行われました。

コンテストのテーマは『モバイルとインターネットを融合する新しい方法を見つけるビジネスの発掘』。元々、フィンランドの企業が、広大なアメリカのモバイルマーケットに参入するための踏み石的な役割を担う、という大義名分で始まったようなのですが、協賛メインスポンサーである Nokia のご機嫌を伺いながら、Nokia 製品の北米市場での拡販に役立つような新規ビジネスやサービスを発掘したいというのが本音という感じもします。

95グループの応募の中から、ファイナリスト10件。更にそこから最優秀賞1つ、優秀賞3つが選ばれます。ファイナリストと最優秀、優秀賞10社のリストは Red Herring で発表されています。(Web-2-Mobile Picks Winner

最優秀賞に輝いたのは、TalkPlus というカリフォルニアの会社。一つの携帯で最大10個の番号を持つことができるようにするというアプリケーションを開発した企業。仕事とプライベートだけでなく、国際電話や SIP、Skype といった新しいコミュニケーションインフラの番号もまとめて面倒見れるというもの。日本でも fonfun が 050 から始まる第2の電話番号を携帯電話に割り当てるサービス(mobile++)を行っていますが、それをもっと拡張したもの。

特に気になるところは、ロシアの GDM Group がリリースした Gigafone というサービス。このサービス、携帯に電話がかかってくると、電話に出る前に広告(テキスト、音声、またはビデオもあるそうです)を流すというサービスプロバイダー。電話や SMS を見るためには否が応でも広告を聞かない(または、見ない)と行けないという仕組み。そのかわり、広告を聞いた(見た)ユーザには広告費の一部が還元されるようになっていて無償とまでは行かなくても、携帯電話費用を軽減することができるというメリットを提供するビジネスモデル。ロシアではハイネケンやユニリーバーなどが広告キャンペーンに使用した実績があるようです。電話をかけた人が聞く呼び出し音(Ring Back Tone)を広告にかえるというのもユーザーに料金的メリットがあればアリなのかも。ビジネスパーソンは無理ですが、学生や主婦などには意外と行けるかも。

ちなみに、優秀賞に与えられる賞は・・・

  • Nokia の開発ラボへ移り、開発(共同?)、テストができる
  • Red Herring で記事として取り上げられる(Web-2-Mobile Picks Winners
  • VC や投資家をパネルとした審査員の前でセールスピッチ

だそうです。

Guy Kawasaki 氏率いる Garage Technology VentureBlueRun Ventures などがスポンサーに名を連ねています。ファイナリストの中で広告モデルを主たる収益のソースとしているビジネスプランが結構目立ちます。広告モデルがこれだけはびこっているというのは ITバブル再来の前兆なんでしょうか? 2000 年の IT バブルの時も広告収入で捕らぬ狸の皮算用的なビジネスプランが多かったような気がします。気のせいだといいのですが。

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