Adobe のビデオプラットフォーム計画
YouTube、Brightcove、News Corp. との資本提携で話題になった Roo Meida や Joost など続々と登場して更に過熱気味のインターネットビデオ関連ですが、Adobe でもビデオ関連のプロジェクトが登場していたんですね。その名も Philo(ファイロ)。
昨年の MAX でも Kevin Lynch によってデモされていたプロジェクト。MAX 2006 の様子を納めたビデオの中で2分くらいのデモが紹介されています(MAX 2006 の36 分10秒に登場します)。以前は Adobe Labs にプロジェクトとして載っていたと思っていたんですが(気のせいかもしれません)探しても見つかりませんでした。
最近になってその動きが活発になってきた模様。Philo について書いているいくつかのブログでは投稿した翌日にエントリーが削除されていたりと、まだ公にしたくない極秘プロジェクトの臭いがします。
消えたエントリーや Kevin のプレゼンなどを要約すると、Philo は RSS フィードからビデオをアグリゲートしてくるビデオプレーヤーでケーブルテレビのチャンネルを目指しているような感じ。スキンによるカスタマイズが可能でウェブサイトのブランディングが再現できるプレーヤー&チャンネル。コメントやレーティングなどのインタラクティブ性、ソーシャル性も兼ね備えているようです。
Apollo チームとかなり密接に連携して開発を進めているなんて話もあり今後注目のプロジェクト。Amazon+TiVo、TVTonic なども参入しかなりイモ洗い海水浴場的マーケットで、しかも Flash をプラットフォームにビデオ配信するパートナーも多い中、Philo をどう世に送り出してくるのか、Go-To-Market ストラテジーが気になります。
元ネタ:Adobe’s “Philo” – branded Internet TV and some possible competition for Joost