Adobe から待ちに待った Apollo アルファ版のリリースがありました。ランタイムSDK6つのサンプルアプリケーションがリリースされています。どのサンプルアプリもシンプルなモノですが、Apollo の可能性を十分感じさせてくれるモノばかりです。

Apollo Showcase Gallery も同時にオープン。現在は Finetune からリリースされた Finetune Desktop が掲載されています。iTunes とのインテグレーションも実装されていて早速 Web-Desktop 連携の実例が体感できます。

フルFlashベースのスタートページ yourminis.com も Apollo 用の yourminis Desktop をリリース。元々のブラウザベースのスタートページで利用されるウィジットが Flash で作られているので Apollo へ移植するのは簡単なはず。yourminis.com のウィジットではウェブとデスクトップのインテグレーションが更にシームレス。ウェブサイトからウィジットを選ぶ際、“+copy to desktop” というアイコンをクリックするとそのまま Apollo のyourmini に追加されるという感じ。ウェブとデスクトップのシームレスな統合ってこういうことかー、と驚きとともに今後の新しいアプリケーションの登場の予感にわくわくします。是非その目で確かめてみてください。

そのほかにも Virtual Ubiquity が開発中、2007年後半に登場が予想される Buzzword という Apollo/Flash ベースのワープロ(スクリーンショットが見られます)や、プロダクティビティツール Scrybe、Brightcove が開発中のビデオ編集 Aftermix(スクリーンショット)といい感じでモメンタムができあがりつつあります。

Apollo のエンジンには WebKit(Nokia S60 で使用されてるブラウザのコードベース) が使用されていることからも Apollo のランタイムがモバイルデバイスに移植されることは時間の問題と考えていいのではないでしょうか。そうなったら更に面白いことが起きそう。Macromedia Central のようにデスクトップアプリケーションの配信にコストがかからないのでアプリケーションの開発強いてはプラットフォームの普及に今後加速度が付きそうです。

Adobe としては Flash コンテンツの実行環境をブラウザだけでなくデスクトップ(ネイティブOSアプリケーション)、モバイルへと広げることでツール、サーバー製品の拡販を目論んでいると思われますが足下の業績は調子いい(Adobe、37%の増益)みたいなので焦らずインフラ普及にじっくりと長い目で取り組んでほしいと思います。

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