Ajaxという言葉をこの世に送り出したJesse James GarrettさんがAIRについて語っているWiredの記事、Jesse James Garrett Sees Adobe AIR as Another Boost For Web Apps

Ajaxデベロッパーはブラウザの壁に直面していて、どんなに高度なアプリケーションを作ってもブラウザの中だけでしか実現できないアプリケーションしか開発できないという壁に直面している。AIRはこの壁を取り払ってAjax開発者に自由を与えるプラットフォームになるかもしれない

と語っています。

Ajax の父のこの発言を裏返すと、ブラウザベースのアプリケーションとデスクトップアプリケーションとの間にあった距離が、開発者視点でもエンドユーザ視点でも縮まってきたことが実感として感じられるようになってきたということではないでしょうか。

インターネット黎明期のころはデスクトップアプリケーションとは明確に一線を画していたウェブアプリケーション。特に開発者サイドでは、インターネットにつながったHTMLベースのアプリケーションはこれまでのローカルPCにインストールして使うアプリケーションとはまったく異なるものとして取り扱われてきました。Ajaxや Flashなどの進化でデスクトップアプリに遜色のないウェブアプリケーションが実現できるようになった昨今、エンドユーザの視点からみても、この2つのカテゴリがその区分が曖昧になり始めたということでしょう。

ブラウザの種類やバージョンを気にしてウェブアプリケーションを開発しなくてはならなくなったが、最近ではAjaxというくくりでブラウザの非互換性を気にすることが少なくなったようです。そうなると次に見えてくるのはブラウザそのものの限界。ウェブアプリケーションの開発者が自分の開発したアプリケーションがブラウザの中だけでしか動かないというのは非常にもったいない、と。ブラウザ Specific なコードでデスクトップアプリケーションが書ける、HTML/JavaScriptで、デスクトップの枠を超えることができる”自由”を与えるもの、それがAIRなのではないか、と提案しています。

ブラウザの枠を超えた開発者スキルの再利用というテーマでみると、マイクロソフトが、VBを使えばウェブアプリケーションからWin32アプリケーションまで作れます。SunがJavaを使えばウェブアプリケーションからデスクトップアプリケーションまで作れます、と声高らかに啓蒙していた将来は Adobe AIR によって成し遂げられるのかもしれませんね。

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