balsamiq

ウェブサイトのワイヤーフレームを作る AIR アプリケーション、Balsamiq。Adobe Connect Now のプロダクトマネージャだった Giacomo Guilizzoni (通称 Peldi) が一人でやっているベンチャー。ベンチャーキャピタルからの出資ももちろん無し。2008年6月に会社を立ち上げ、Blog と口コミだけで 5週間で$10,000(約100万円)、5ヶ月で $100,000(約1,000万円)を売り上げたことでも話題になり、NYT のプロダクトレビューでも取り上げられたりしました(Man Writes Software, Blogs About it, Makes $100k in 5 Months )。

手書きのイメージをそのまま UI に使っているところなど素朴な感じで、手作り感満載。ナプキンの裏を使ってモックアップを作るような手軽さ、気軽さを実現したシンプルなアプリケーション。機能の詳細は
IDEA*IDEA 手書き風のモックアップ画面がさくさく作れる『Balsamiq Mockups』
北から南や西を見て思うこと Balsamiq Mockupsを使ってみた
wakasa.org Balsamiq Mockupsを使ってみた
この辺を見ていただければ丁寧なレビューがあります。製品はAIRバージョン以外にも、Confluence、JIRA、xWiki などに埋め込んで使える Web アプリケーションバージョンもあります。

法人登録はサンフランシスコなんだけど、本人はイタリア・ボローニャに在住。USの本社から開発を自分へアウトソース。ソフトウェア開発者ならずとも羨ましい感じも人気の秘密なのかも。会社設立後、ソフトウェアの開発、サポートまで一人でこなしているというからすごい。

マーケティングは Balsamiq のコーポレートサイトブログ、口コミを使ったマーケティングのみ。ブロガーや非営利団体、オープンソース開発者などへは無償のライセンスを提供。特にカンファレンスで大勢の前で製品紹介をする人には、デモする人とデモした人が来場している人へプレゼントにするライセンスを2つ無償で提供しているという口コミマーケティング。

注目したいのは、大手ソフトウェアベンダーの開発第一線で活躍されていた Giacomo Guilizzoni が、今後製品をどう開発していくのかということでしょうか。マスをターゲットにしているソフトウェア製品が必要以上の多くの機能を実装し、使い勝手の低下やフォーカスがぼやけてしまう傾向にある中、シンプルさと使いやすさを損なうことなく新しい機能を実装し続けていくことができるのかは、ソフトウェア開発していればどこでも行き当たる挑戦。歴史が長くなればなるほど新し機能が追加されていき、最初のバージョンで謳っていたシンプルな使い勝手や誰でも使える簡単さが失われていくのがソフトウェアの宿命なのか、それとも一人でできることが限られているために新機能追加がなくそれでも人気を維持できるのか・・・。

いずれにせよ、2008年は Balsamiq/Peldi にとってはすばらしい一年だったようで A look back at 2008 によると、

営業日数 28週間
売上 $162,302
販売ライセンス 1,322
経費 $29,574

と年間単純計算で2,000万円超ペース、しかも利益ベースで。

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