2009/03/02 — Gus
In-Videoブランディング
テレビ広告と同じフォーマットで本編が始まる前にプリロールを流す手法では、現状のインターネットビデオ配信でペイできるトラフィックやコンテンツを持っているのはごく一部のショートヘッドのウェブサイト。ということでプリロールではない広告手法・商品へのニーズが出てくるのは当然で、インターネットならではのおもしろい広告フォーマット・テクノロジをリリースする会社が出てきました。
Innovid
ビデオコンテンツに広告をオーバーレイして挿入する、プロダクトプレイスメントならぬビデオプレイスメント。プロダクトプレイスメントは動画撮影時に製品をシーンの中で使う必要がありますが、Innovid のビデオプレイスメントでは後付で広告商品や、ホットスッポなどを入れることができる仕組み。壁の模様や看板のサインを広告主のロゴに変えたり、ホットスポットを入れたりと自由度は高そうです。サンプルギャラリーはこちら。
Inskin Media
動画再生プレーヤのクロームをスキニングし、動画だけでなくプレーヤそのものを広告媒体として利用できる仕組み。露出度が上がるだけでなく、コンテンツにマッチしたプレーヤジャックならより効果的。キャンペーンや動画コンテンツによって動的にスキンを変えられたり、テイクオーバーの仕組みもあります。サンプルギャラリーはこちら。
視覚&聴覚をより集中する動画コンテンツはブランディングを効果的に訴求するのに適しているメディアであることに間違いなく、動画コンテンツ採用が縮小することがない限り、動画向けの新しい広告テクノロジーが今後も登場してくるのではないでしょうか。