2010/07/28 — Gus
元カノとヨリを戻しました
やっと予約していた iPhone4 が今週入荷。iPhone 3GSから一度はNexusOneへ浮気したものの、またiPhoneへ戻り、元カノとヨリを戻しました。つくづくスマートフォンはAppleの完成度が高いと実感。ハードの完成度よりはユーザインターフェースや使いやすさ、周りのサービスとの連携って大切だなーと気がついた点を自分用にメモ。ちなみに2台持ちはせずスマートフォンをメインのモバイルとして使用。
文字の入力 iPhone > Android
スマートフォンではPCほど文字入力はしないんだけど、それでもこれ大事。iPhoneの日本語変換はNexusOne (Android 2.2) に比べると賢い。文節を意識しなくても文節ごとに変換してくれるので、短いとはいえ一文を入力し終えてから変換ボタンで漢字かな変換が行える。PCでの文字入力に慣れているとこれは当たり前なので、逆にスマートフォンでできないとストレスレベルが高い。15年前の日本語IMEを思い出すかんじ。
タッチの精度 iPhone > Android
文字の入力で一番感じることが多かったが、全体的にタッチの精度が高いと感じた iPhone。文字入力のキーパッドは入力ミスが圧倒的に少ないというのが iPhone での印象。ソフトキーパッドのUI、微妙なキーとキーの間隔からくる操作性は iPhone に一日の長があるみたいです。長いウェブページやTwitterクライアントでの画面のスクロールでも同様。Nexus Oneは敏感なのかフリックしてスクロールしようとして触れた項目が選択されてしまったり、リンクのクリックで反応するエリアが狭かったり感じました。
ミュージック iPhone > Android
iTunesで音楽を購入、管理しているので音楽デバイスとしては当然 iPhone のほうが親和性が高い。NexusOne へ MP3 ファイルを転送したり同期したりするアプリケーションもありますが、iTunes Store で買った音楽が聞けなくなるのはイタイ。Amazon MP3 Storeが日本で使えたり、Google に買収された Simplify Meida による音楽のリモートストリーミングのサービスがあればちょっとは違っていたかもしれません。
Googleサービスとの連携 Android > iPhone
謹製OSなので当たり前ですが Android のほうがよく出来ています。複数アカウントが使えるので Google Appsを仕事で使っている場合は便利。メール、カレンダー、コンタクトが同期されるのでメンテナンスフリー。おまけに Gtalk も使えるのでPCで使ってるお仕事ツールが Nexus でも使えて重宝しました。Apple のアドレス帳がメインであればiPhoneも便利なんでしょうが、iPhoneでGoogleとローカルのアドレス帳の同期はPlaxoやiTunesなど試してみましたがどれもいまいちでした。Chromeで見ているページやマップを Nexus One にワンクリックで送れる Chorme to Phone というエクステンションも便利。
バイブレート Android > iPhone
Nexus Oneではタップしたりキーを押したりすると本体が短く『ブルッ』と震えるVibrate on Keypress というのがあって、個人的にはこれは結構気に入ってました。iPhoneでもこれがあるといいなぁ。
逆に思ったほど気にならなかったのは、ハードウェア(CPU)のスピードと Flash Player。NexusハードウェアのスピードやCPUの性能が各メディアで取り上げられてたので、期待はしていたのですが体感スピードは殆ど 3GS と変わらないという印象。これは今後のAndroid OS のリリースに期待。オープンソースなのでハードウェアに合わせたパフォーマンスチューニングには時間がかかるのかもしれないです。Flash PlayerはiPadだったら Flash 見られないと辛いけど、基本スマートフォンの画面に最適化されたコンテンツの流通量が多くないので、今のところ不便さはあまり感じられませんでした。
ということで、今後スマートフォンを買い換えるときは、ハードウェアのスペックも大切だけど、サービスやPCとの連携、ユーザビリティをもっと重視するように自分に釘を刺します。新製品が出たりカタログスペックを見てすぐに新しいものが欲しくなったらこれを読んで冷静になろうと思います(多分無理だけど)。これ以上頻繁に携帯電話を買い換えると配偶者兼大蔵大臣の逆鱗に触れそうです。